社会的価値創造企業を目指して

トッパンでは、持続的な社会の実現のために社会的価値創造企業となることを目指し、「企業像」と「事業領域」からなる「TOPPAN VISION 21」を定め、社会や地球環境と調和しながら成長を続けるための基本的な考え方や活動の方向性を示しています。

企業像は「企業理念」、「経営信条」、「行動指針」の3つから成り立っています。「企業理念」は、トッパンが最も大切にすべき価値観や考え方、目指すべき姿を表しています。「経営信条」は、実際に企業活動を行う際の規範を示しています。「行動指針」は、企業人として社会人としての基本的な考え方や行動のあり方を定めています。

事業領域は、「市場・顧客」と「技術・ノウハウ」5つの系から成り立っています。「市場・顧客」では、今後重点的に取り組むべき成長領域を「健康・ライフサイエンス」、「教育・文化交流」、「都市空間・モビリティ」、「エネルギー・食料資源」としています。これらの4 つの成長領域にトッパン独自の技術・ノウハウである5 つの系をかけ合わせ、ステークホルダーとのかかわりの中から、あらゆるサービス・製品・ソリューションの提供を通じ、社会的価値の創造を目指しています。

トッパンの事業領域

トッパンのサステナビリティ活動

トッパンは、「国連グローバル・コンパクト」を活動の原則に、また組織の社会的責任に関する国際規格「ISO26000」を活動の指針として、さらには「SDGs」を活動の目標として取り入れてサステナビリティにかかわる活動を展開しています。トッパンは、社会的価値創造企業として永続的に発展するためにSDGs(Sustainable Development Goals:持続可能な開発目標)が示す課題に積極的に取り組んでいます。

2015年9月の国連サミットにおいて、日本を含む世界193カ国で採択されたSDGsは、2030 年までに国際社会が解決すべき社会的課題として17の目標と169のターゲットが体系化されており、課題解決には企業の積極的参加が期待されています。

1900年の創業以来、トッパンは、時代とともに変化する市場・顧客のニーズを把握し、「印刷」をルーツとするあらゆる技術・ノウハウを通じて、様々なお客さま企業の課題解決を支援する事業活動を行ってきました。1世紀以上にわたって培った「印刷テクノロジー」をあらゆる分野に応用し、現在取り組んでいる事業領域が形成されています。

BtoBを主たるビジネスモデルとしているトッパンは、お客さま企業のパートナーとして、ともにその課題に取り組むことにより、社会が抱えるグローバルな社会的課題の解決に寄与するという特徴を備えています。SDGsが示している社会的課題は、事業を通じて社会的価値創造を目指してきたトッパンがまさに取り組むべきものです。

トッパンは2019年11月に、SDGsへの取り組み強化と経営への統合を目指すことを宣言した「TOPPAN SDGs STATEMENT」を策定・公表しました。この中で、SDGs課題に取り組むことが「社会的価値創造企業」実現への更なる成長エンジンになると位置づけ、特に注力すべきマテリアリティ(重要課題)を選定しています。トッパンはSDGs達成の目標年である2030年に向けてこのマテリアリティに真摯に取り組み、持続可能な社会の実現に貢献していきます。

トッパンのサステナビリティの考え方

■ サステナビリティ推進の仕組み

トッパンはサステナビリティ活動の推進のため、代表取締役社長を委員長とするサステナビリティ推進委員会(以下 委員会)を設置しています。

委員会は、下部にワーキンググループ(WG)を設置し、同WGがサステナビリティ活動の進捗確認や今後の進め方などの取りまとめを行います。取りまとめられた内容について、委員会で審議を行い、経営会議を通じ、取締役会に報告・提言します。取締役会による活動の方向性の決定を受け、委員会は下部WGを通じて、各関連部門による施策の立案・実行を推進します。

またグループ会社とも連携や情報共有をすることで、グループ全体でのサステナビリティへの取り組みを進めています。取り組み強化のため、毎年主要グループ会社の社員も対象とした全社基礎教育や新入社員研修を実施しています。

トッパンのCSR推進体制