社会的価値創造企業を目指して
~持続可能な社会の実現に貢献します~

代表取締役社長

麿 秀晴
麿 秀晴

はじめに、新型コロナウイルス感染症に罹患された方々および関係者の皆さまに心よりお見舞いを申し上げますとともに、一日も早いご回復を祈念いたします。

当社は1900年の創業以来、印刷技術をもって社会の持続的な発展に寄与することを目指し事業を展開してまいりました。創立100周年にあたる2000年には「TOPPAN VISION 21」を制定し「情報・文化の担い手としてふれあい豊かなくらしに貢献」することを企業理念として宣言し、本年2020年に創立120周年を迎えることができました。これもひとえにステークホルダーの皆さまからの多大なるご支援とご理解の賜物と深く感謝いたします。

今、私たちが直面する気候変動や海洋プラスチックごみ、新型コロナウイルスによるパンデミックなどの問題は、世界中の人々の生活や経済活動に大きな転換をもたらしています。このような変革期において、私は当社が120年培ってきた「印刷テクノロジー」を基にした技術やサービスが生活者や社会のインフラを支えていることを再認識するとともに、イノベーションを通じて「社会的価値創造企業」として飛躍する機会であると捉えています。急速に広がるデジタル化のニーズに対しては、T-DX(トッパン・デジタルトランスフォーメーション)を基軸としたトータルソリューションによって社会的課題の解決に貢献してまいります。

昨年11月、当社がSDGs に取り組む姿勢や方向性を示す「TOPPAN SDGs STATEMENT」を策定・公表いたしました。SDGs 達成に向けた取り組みを「社会的価値創造企業」への成長エンジンと位置づけ、SDGs の17目標から重点的に取り組む課題として、事業活動の基盤となる「全社活動マテリアリティ」と事業活動自体で取り組む「事業活動マテリアリティ」を選定しています。またサステナビリティ活動をさらに強化し、SDGsへの取り組みを推進するため、私を委員長とする「サステナビリティ推進委員会」を設置いたしました。この推進体制のもと、マテリアリティ達成に向けての具体的な進め方の検討や進捗管理を実施し、スピード感をもって取り組んでまいります。

また「気候変動」につきましては事業活動に与える影響を重視し、昨年5月、「気候関連財務情報開示タスクフォース(TCFD)」による提言に賛同を表明いたしました。 今後は、リスクと機会の両面からその影響を検討し、情報開示を進めてまいります。

当社は今後到来する「ニューノーマル」社会に向けて、創業以来目指してきた「社会的価値創造企業」への歩みを加速させつつ、誠実かつ真摯なサステナビリティ活動を推進することで、持続可能な社会の実現に貢献してまいります。
 今後ともステークホルダーの皆さまには一層のご理解とご支援を賜りますようお願い申し上げます。

2020年9月